24時間外出禁止!電気・ガスの使用禁止!いかなる活動も禁止!お店も営業禁止!飛行機の離発着禁止!
そんな世界でも珍しい1日がバリ島にあります。
バリ島のお正月
「ニュピ」と呼ばれるこの日は、ヒンズー教カレンダー(サカ暦)での新年にあたります。簡単に言えば、ヒンズー教におけるお正月です。ヒンズー教徒の島であるバリ島では、西暦上の新年よりもこのニュピの方がより新年として扱われています。
毎年変わるニュピの日
サカ暦に沿って行われるニュピは毎年日にちが変わりますが、毎年3~4月頃で、今年は3月28日です。
ニュピ2日前(3/26):ムラスティ
寺院に祭ってある御神体を海で清める儀式です。
夕方にクタやサヌールのビーチへ行けば、誰でもこのムラスティの儀式を見ることができます。正装をしたバリ人達がビーチに集合してみんなでお祈りを捧げる光景は圧巻です。
ニュピ前日(3/27):オゴオゴ
翌日のニュピに備えて町を清める儀式で、「オゴオゴ」という悪魔の化身としての張りぼて人形と共に町を練り歩きます。
バリ島の至るところでオゴオゴパレードを見ることができます。お泊りのホテルで聞けば、近くの見学場所を教えてくれると思います。
※オゴオゴの日は午後から交通規制が始まり、夕方になるとオゴオゴ出動のために封鎖される道路が出てきます。車でお出かけの際は15時頃までにホテルに戻らないと交通規制でホテルに戻れなくなる可能性がありますのでご注意ください。
ニュピ当日(3/28)
朝6:00~翌朝6:00までの24時間がニュピとなります。
完全な静寂の日であるこの日は、一切の活動をしてはいけません。ヒンズー教徒だけでなく、観光客も含むバリ島にいる全ての人が対象となります。
- 一切の外出禁止。バリ島内での移動は一切できません。
- 電気・ガスの使用禁止。ホテル内では電気は使用できますが、外部に明かりが漏れない範囲内での使用に限られます。
あえてニュピにバリ島へ
バリ島旅行の計画を立てる際、ニュピを避けて日程を組むのが通常ですが、あえてニュピを絡めてバリ島を訪れる観光客も増えて来ています。
◎ニュピを絡めた5泊6日のバリ島モデルプラン
3/25
夕方バリ島着。
3/26
昼過ぎまではオプショナルツアーに参加したりショッピングをしたりと通常の観光を満喫。夕方、クタやサヌールのビーチへ出かけて日没までムラスティの儀式を見学。
3/27
昼過ぎまではオプショナルツアーに参加したりショッピングをしたりと通常の観光を満喫。夕方少し早めの夕食を済ませて、オゴオゴパレード見学へ。オゴオゴ見学へは車の使用はまずできませんので、ホテルから徒歩圏内の場所でご見学ください。
3/28
1日中ホテルでゆっくり。1日を通して車やバイクが走っていないので空気がキレイな上、島中の明かりが消えて真っ暗なので、お天気が良ければ素晴らしい星空を眺めることができます。
3/29
通常通りのバリ島に戻ります。1日自由に観光したあと、夜中にバリ島発。
3/30
朝、日本着。
ニュピを絡めてのバリ島旅行をしてみたい方はお気軽にお問い合わせください。オゴオゴパレード見学に行きやすいホテル等をご案内いたします。
関連記事
UTRIP(ユートリップ)
最新記事 by UTRIP(ユートリップ) (全て見る)
- 2023年4月28日公表 今後の水際措置について(2023年4月29日以降順次適用) - 2023年5月28日
- 2022/8/25発表 日本の新たな水際対策 日本への入国・帰国時措置について - 2022年9月5日
- 2022/6/8発表、インドネシア政府による入国規制の変更(政府通達の発出:入国時の海外医療保険加入書提示の廃止) - 2022年6月15日