バリ島のアグン山の噴火警戒に関して日本での報道は一旦落ち着いたようで、最新情報が入手しづらくなって困っている方もいらっしゃるかと思いますので、アグン山の状況について今日はお知らせしたいと思います。
9/22から警戒レベルがアップ
2017年9月22日にインドネシア政府が定める4段階の火山危険度の中で最も高いレベル4のAWAS(=警戒)に指定されました。
現在の状況
引き続きレベル4の状況が続いていて、ハザードマップの危険区域に該当する住民は現在も避難生活をしています。
(出典:インドネシア国家災害庁 https://www.bnpb.go.id/)
観光エリアについて
クタ、スミニャック、ヌサドゥアなどの南部エリアやウブドなどの中部エリアでは今のところ直接的な影響は出ておらず、通常通りとなっています。アグン山近辺では地震も観測されていますが、南部エリアでは今のところ地震もおきていません。
想定される観光エリアへの影響
アグン山からクタまでは直線距離で約58km離れているため、噴火した場合に予想される影響は火山灰のみとされています。バリ島では北東から吹く風はほとんどないので火山灰がクタ方面に飛んでくる可能性は低いとされています。
火山灰で問題となるのは飛行機です。飛行ルート上に火山灰が飛んでしまった場合には、その区域を避けての運行かもしくは運行中止となります。噴火の規模や風向き次第で状況は変わりますのでこればかりはなんとも言えないとうのが正直なところです。
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