インドネシア法務・人権省入国管理局は6日、23カ国からバリ島に入国する外国人観光客に対し、到着ビザ(VOA)の発給を7日から再開すると発表した。対象国は日本、シンガポール、オーストラリア、米国などで、発行料金は50万ルピア(約3,990円)。
到着ビザの有効期間は30日間で、滞在中に1回、30日間の延長が可能だ。到着ビザから他の滞在許可への切り替えはできない。
取得には、最低6カ月以上のパスポートの残存期間があること、復路便の航空券または次の目的国までの航空券、新型コロナウイルス緊急対策本部(タスクフォース)が定める必要書類などの提示が必要になる。
バリ島のングラライ国際空港から入国する必要があるが、出国時にはバリ島外からの出国も可能となる。
バリ島を訪れる外国人はこれまで、訪問ビザなどを事前に取得しなければならなかった。ビザの取得には時間や多額の費用がかかるため外国人には障壁となり、同島の観光振興の上で課題となっていた。
又、22/3/7には、
観光・創造経済省の戦略政策担当代理人は、バリ島において入国後の隔離なしで外国人観光客を受け入れると明らかにした。当初政府は3月14日から試験的に開始すると発表していたが、7日から前倒しで開始する。同時に到着ビザ(VOA)の発給も再開する。
これまでにバリ島へ入国した観光客の入国後1回目のPCR検査の陽性率が0.47%と低いレベルであったことや、バリ州の新型コロナウイルス症例数が減少傾向にあることなどから、隔離なしの試験的実施が前倒しされた。
また、これまでは観光客は入国前に訪問ビザを取得する必要があったが、7日からは日本を含む23ヵ国からの入国者に対して、到着後に到着ビザ(VOA)の発給を再開する。条件として、ワクチン接種を完了(通常は2回)またはブースター接種を済ませていること、入国前PCR検査の陰性証明を有していること、バリでの最低4日間のホテル予約証明を有していることが必要となる。
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