「24時間、一切の外出禁止!電気・ガスの使用も禁止!いかなる活動も禁止!飛行機の離発着も禁止!」というニュピ(ヒンズー教のお正月)が3/17にやってきます。
バリ島のお正月「ニュピ」
「ニュピ」は、ヒンズー教カレンダー(サカ暦)での新年にあたります。簡単に言えば、ヒンズー教におけるお正月です。ヒンズー教徒の島であるバリ島では、西暦上の新年よりもこのニュピの方がより新年として扱われています。
「24時間外出禁止!いかなる活動も禁止!」という世界でも珍しいスタイルのお正月ですが、この日はヒンズー教徒だけでなくバリ島にいる全ての人が外出禁止となります。観光客ももちろん対象ですのでご注意ください。
- 3/17の朝6:00~翌朝6:00まで外出禁止です。宿泊ホテルの敷地内から一歩も外に出ることはできません。
- 飛行機やフェリーなどの離発着も禁止となりますので、ニュピ中にバリ島へ入ることもまたバリ島から出ることもできません。
- 電気やガスの使用は基本的に禁止です。ホテル内では電気は使用できますが、外部に明かりが漏れない範囲内での使用に限られます。
- テレビ(衛生放送含む)の電波も遮断されますのでテレビを見ることもできません。携帯電話やインターネットは使用可能です。
ニュピ2日前:ムラスティ
寺院に祭ってある御神体を海で清める儀式が行われます。
夕方にクタやサヌールなどビーチへ行けば、ムラスティの儀式の様子を見ることができます。正装を身にまとったバリ人達がビーチでお祈りを捧げる光景は圧巻です。
ニュピ前日:オゴオゴ
翌日のニュピに備えて町を清める儀式が行われ、「オゴオゴ」という悪魔の化身としての張りぼて人形が町を練り歩きます。
オゴオゴパレードはバリ島のいたるところで見ることができます。ご宿泊ホテルで聞けば、近くの見学場所を教えてくれると思います。
※オゴオゴパレードの日は午後から交通規制が始まり、夕方になると封鎖される道路が出てきます。車でお出かけの際は15時頃までにホテルに戻らないと道路封鎖の為にホテルに戻れなくなる可能性がありますのでご注意ください。
オゴオゴ見学&ニュピ体験を楽しむバリ島旅行
バリ島旅行の計画を立てる際、ニュピを避けて日程を組むのが通常ですが、あえてニュピを絡めてバリ島を訪れる観光客も増えて来ています。
◎ニュピを絡めた5泊6日のバリ島モデルプラン
3/14 | 夕方、バリ島着。 |
---|---|
3/15 | 自由行動。 夕方にビーチへ出かければ、ムラスティの儀式を見ることができます。クタやサヌールのビーチは外国人観光客が毎年多く見に来るのでおすすめです。お寺ではないので服装は自由で大丈夫です。 |
3/16 | 自由行動。 夕方少し早めの夕食を済ませて、オゴオゴパレード見学へ。オゴオゴ見学へは車の使用はまずできませんので、ホテルから徒歩圏内の場所でのご見学をオススメします。 |
3/17 | 1日中ホテルでゆっくり。 昼間はホテル内のプールやレストランなどは普通に利用することができますが、日が暮れるとプールやレストランはクローズとなります。お部屋内の電気は普通に使えますが、外に光が漏れないようカーテンをきちんとお閉めください。 ニュピの日の夕食はホテル内でとることになります。大型ホテルではニュピ用にスペシャルビュッフェなどが用意されます。 1日を通して車やバイクが走っていないので排気ガスによる空気の汚れがないうえ、島中の明かりが消えて真っ暗なので、お天気が良ければ素晴らしい満天の星空を眺めることができます。 |
3/18 | 通常通りのバリ島に戻ります。1日自由に観光したあと、夜中にバリ島発。 |
3/19 | 朝、日本着。 |
お問い合わせ
ニュピを絡めてのバリ島旅行をしてみたい方はお気軽にお問い合わせください。オゴオゴパレード見学に行きやすいホテル等をご案内いたします。
関連記事
UTRIP(ユートリップ)
最新記事 by UTRIP(ユートリップ) (全て見る)
- 2023年4月28日公表 今後の水際措置について(2023年4月29日以降順次適用) - 2023年5月28日
- 2022/8/25発表 日本の新たな水際対策 日本への入国・帰国時措置について - 2022年9月5日
- 2022/6/8発表、インドネシア政府による入国規制の変更(政府通達の発出:入国時の海外医療保険加入書提示の廃止) - 2022年6月15日